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2014年6月24日火曜日

都議会での女性差別やじ



質問中の議員に対して、議員席から野次が飛ぶのは、議会の悪しき習慣です。(それとも、いい習慣? ちゃんと聞いている証しなんでしょうか?)

そして、今回は、とんでもない野次が飛んでしまいました。
「セクハラやじ」と報道されましたが、あれは完全に「女性差別」としか言いようがありません。

石原環境大臣の発言(福島県内の除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設の建設を巡って、「最後は金めでしょ」と発言したこと)にしても、集団的自衛権にしても、自民党の言い得、やり得が続いています。前者に関しては、あとで謝罪すればOKというのでいいのでしょうか? 後者に関しては、まかり間違って戦争に突入していくことになったとしても、小泉さんのイラク派兵と同じで、決断した人の責任は何ら問われないという意味では、こちらは謝罪すら必要ないようです。

両方とも、深く人間性に根ざしています。議員として、選ばれる価値があるのか、という問題です。(有権者の多くは、そんな人たちとはとてもお付き合いできないと思っている気がします。常に騒ぎ立てているのはマスコミだけ?) まともな人間なら、今回の女性差別やじも、石原発言も出てきませんし、もし間違って言ってしまったら、辞任するしか、自分がまともな人間であることを証明する方法はないと思うのですが・・・・しかし、謝罪すればすべてが解決というのは、まともな人間じゃないことを証明していますし、謝られて受け入れる方も、同じレベルでおかしいことを証明しているというか、おかしさを助長している仲間としか言いようがないというか・・・・

やり得に関しては、一切謝罪はありません。結果責任も問われません。(そういえば、第二次世界大戦に突入させていった関係者で、謝罪をした人はいるのでしょうか? みんなで突入していったので、責任がある人が存在しないというのでしょうか? それでは、上の誰にも人間性がないままの謝罪劇と同じ構造ではないですか?)

この言い得/やり得は、民主党政権に負われる前の自民党政権とは切っても切れない関係にあったものです。そういうことに我慢ができなくなった有権者の多くが、自民党政権に嫌気がさして、追い出したのですが、民主党政権の無能ぶりに、他の選択肢が提供されないので、自民党政権を戻してしまいました。(単純に、ほとぼりが覚めただけかもしれません。人の記憶は、そんなレベルなんでしょうか?)そして、この政権とは切っても切れない「いい得/やり得」の習慣まで戻してしまいました。

こんな非人間的なことは、すでに人間性をかなり否定されているギヴァーのコミュニティですら起こりえません。長老たちが集まる会議で、こんな野次が飛ぶとは。でも、すぐに謝罪すればOKというのは似ているかもしれません。

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